フィギュアスケート・アイスダンスFD

今朝のフリーダンスについて。後半のカップルをいくつか取り上げています。
以下はネタバレになります。




第2グループの最後に登場したなべきど組は目標だったこの時点での1位をきっちり確保。
今日は最初のツイズルの入りのずれと木戸選手がバランスを崩したのが気になりましたが、
しっかりとレベルの取れる演技をしながらも楽しく滑れていたように思います。
やはりこの組の演技は見ていて和みますね。二人とも表情が良いので雰囲気も良い感じ。
演技後のインタビューも良かったですね。もう世界選手権の話をしたのには笑いました。
今回は五輪のアイスダンスにおける日本人カップル最高順位を見事に更新したので、
目標の10位以内を目指して世界選手権も頑張ってほしいです。


第4グループでは昨日の演技終了後の雰囲気を引きずらないか心配だったこともあって
フー・マル組に注目していましたが、今日もマルガリオ選手がかなり危なっかしい感じ。
それでも最後は二人が抱き合って終わることが出来ていたのでほっとしました。
しかしODでリフト落下のもう1組マリ・パト組は残念ながら棄権。
実況でも状況が芳しくないことが語られていたので残念ですが仕方ないですね。お大事に。
その後のチャイ・サフ組のボレロは悪くない感じ。良いプログラムかというと微妙ですが。


そして最終第5グループ。
コンスタントに良い演技を見せてくれたグル・ゴン組は今日もしっかりとした演技。
安定した滑りを3日間やりきったという点でも銅メダルにはおめでとうと言いたいです。
第2滑走が王者ナフ・コス組。このカルメンの振り付けは本当に良いですね。
スピード感はあまりないですが音に合わせての振り付けがとても良いです。
コストマロフ選手はぐらつきがあったものの耐えて見事な演技で締めくくりました。
ODと同様にやや緊張していたようにも見えましたが大舞台ですし、ほぼ完璧でしょう。
100点台にのせてトータルも200点台。見事に金メダルです。
第3滑走はデン・スタ組。曲はアダージョですが勢いの感じられるプログラム。
私はこのアダージョのアレンジがあまり好きではないのですが良い演技だったと思います。
リフトが素晴らしかったのですが制限時間超過でのディダクション2が痛かったですね。
ODでのミスもあって残念ながらメダルには届かず。
第4滑走がベル・アゴ組。やはり今日も笑顔が素敵なアゴスト選手がカッコいいです。
ベルビン選手が少しミスをしましたがアゴスト選手はさすがの安定感。上手いです。
プログラムがそれほど派手なものではないので手堅すぎるような印象も受けますが、
昨日と同様に爽やかなとても良い演技だったと思います。今日もよく頑張っていました。
アゴスト選手はマルガリオ選手の代わりにフーザルポリ選手と組ませてやりたいくらい。
見事に銀メダルを獲得しました。国籍取得が間に合って良かったですね。
ちなみにナフカ選手はこの組に抜かれなかった時点で勝利を確信していました。
控え室のナフカ選手が感情を抑えきれない様子が中継されていたのが印象に残りました。
最終滑走はデロ・ション組。手袋の工夫など衣装には力を入れているようですが、
私としては彼らの今回の衣装は好きになれません。遠目からの見栄えが良くないです。
残念ながら僅かに表彰台に届かずキスクラですぐに立ち上がったのが印象的でした。