フィギュアスケート女子の展望

ここまでメダルゼロということもあって注目度が高くなっていますね。
SPの滑走順が出ていますので今回は思うところを開始前に書いておきます。
長いのでたたんでおきます。




第1グループから早くも北米のキミー・マイズナー選手とロシェット選手が登場。
また続けて滑ることになったスオミのポイキオ選手とコルピ選手にも注目です。
アイスダンスFDではそれほどではなかったように思いますが今回のリンクの氷は
あまり信頼できないので氷のコンディション的には良い滑走順かもしれませんね。


第2グループでは最終滑走のソコロワ選手がやはり注目です。
きっちり滑ってくればFS最終組に残るための基準となってくる可能性があるでしょう。
他にはマックスウェル選手に注目。残念ながら実力はあまり高くありませんが。


そして製氷後の第3グループにはいよいよ安藤選手が登場します。
一部では前に有力選手がいないので早過ぎて点が出ないというような失礼な言い方が
されていますが、今回は氷の状態もありますしけして悪くない滑走順だと思います。
直前に滑るゲデバニシビリ選手はFSはまだまだシニア相手には厳しい状態ながら
SPでは先月のユーロで今シーズンのトップ10に入る60点台の得点を出していますし、
点数が抑えられるようなことはないと思います。もちろん絶対とは言えませんが。
安藤選手のポイントは3+3コンボが回転不足にならずにきっちり入れられるかどうか。
回転不足を取られても点数が出る選手ではありますが、やはりきちんと決めてほしい。
またこのグループは安藤選手の後にもエミリー・ヒューズ選手、セベスチャン選手、
サラ・マイヤー選手と続きますので注目です。安藤選手をライブで見るよという方は
ぜひその前のゲデバニシビリ選手からグループが終わるくらいまでは見ていただきたい。


第4グループでは二人の世界選手権チャンピオンが登場。
まず第1滑走で金メダル本命のスルツカヤ選手が登場し3番目が荒川選手。
氷の状態は不安ですがスルツカヤ選手の後なのは荒川選手にとっては悪くないです。
安藤選手と同様にジャンプがしっかり入ればおのずと得点もついてくるはずです。
スルツカヤ選手は直後が地元イタリアのフォンタナ選手なのが気になりますが
SPはきっちりと決めてくるでしょう。なるべく離されたくないですね。


そして再び製氷が入った後が最終組になる第5グループ。
最後の4人にリアシェンコ選手、村主選手、コストナー選手、サーシャ・コーエン選手と
見事に有力な選手が並んでいます。このうちポイントはコストナー選手でしょう。
アイスダンスでメダルを逃していますし地元の期待の選手に対する大声援が予想されます。
村主選手の演技終了直後、場合によっては演技中からざわつくことがあるかもしれません。
その意味ではこの位置に入ったのが他の2選手ではなくタフな村主選手で良かったです。
気にすることなくいつも通りに滑ってほしいところ。ノーミスなら得点も伸びるはずです。
貧乏くじなのはコーエン選手。前の2人がともにスピードのある選手ですし、なにより
コストナー選手に対する声援が凄そうなので演技に入りにくいと思われます。
村主選手とは逆に演技前から会場がざわつくのはさらに厳しい状況のはず。
最近は改善されてきましたがあまり安定感のある選手でないだけにより心配です。