FIFAワールドユース2005 ブラジル対アルゼンチン

決勝進出をかけて南米のライバル同士が激突。以下は結果を含みます。


ブラジル 1-2 アルゼンチン
(ブラジル)75分 ヘナト (アルゼンチン)7分 レオ・メッシー、90+2分 サバレタ


いきなりFKを2本与え、そのうち1本は低くて強い弾道で枠へと飛びましたが
GKのウスタリがしっかりとキャッチ。とても良いセービングでした。
そしてこのピンチを切り抜けた後、高い位置でボールを奪取したトーレスから
メッシーにボールが渡り、ドリブルで持ち込んで左足でミドルシュート
曲がりながらゴール右に突き刺さるゴラッソな先制点はこの大会4得点目です。
その後はスペイン戦と同様の戦い方をしている様子。相変わらず落ち着いています。
守備は相変わらず見事。トーレスは利いていますし、最終ラインも安定しています。
オベルマンがイエローもらっていましたが、彼はよくがんばる選手といった印象。
ただ彼は、20分頃にあったメッシーの力強いドリブルからカウンターという場面では
パスを冷静に流し込めばよかったのに、カルドーソへのパスという形になってしまって
オフサイドとなってしまったり、65分頃のこれまたカウンターでは左サイドをえぐった
カルドーソのパスから反転してシュートを打ちますがサイドネットに外してしまうなど
(ポストしてメッシーに落とせば利き足の左で無理なくシュートできたかもしれません)
前の試合のようにゴールを決めるには至らず。この試合では80分で交代となりました。
スペイン戦でのゴールを見るに下手ではないとは思うので運もなかったのでしょう。
ただFWなので当然ですが守備はうまくないですね。本当によく走っていましたが。
逆にメッシーは省エネで、ボールが来なくても下がったりしないで待っていた印象です。
そしてスペイン戦ほどではないにせよボールが来ればかなり危険な感じでした。
スペイン同様に決定的な場面をなかなか作れないブラジルは75分に長めのFKから
サバレタのマークを外したヘナトがバックヘッドで決めて同点としましたが、
その後もメッシーはドリブル突破でチャンスを演出したりしていましたからね。
ロスタイムには左からえぐってグラウンダーで送ったマイナスのセンタリングが
見事に決勝点を演出する形になりましたし、大きな仕事をしたと言えるでしょう。
オベルマンと交代で入ったアゲーロ(彼も飛び級)が競ったこぼれ球をサバレタ
押し込んだ決勝点の後もブラジルはセットプレイがありましたが及ばず。
アルゼンチンはブラジルに勝って決勝進出です。もう優勝するしかないでしょう。
メッシーは得点王とMVPも狙える位置ですが、まずは5回目の優勝ですよ。


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リーベルプレート RIVER PLATE 応援サイト「襷の魂」さんのレビューはこちら


追記
リオネル・メッシ」表記でid:souno418さんがキーワードを作ってくださったようです。
バルサ側の資料に基づいて内容的にもきちんと作成されています。さすがです。
とりあえずメッシーに言及しているのでキーワードリンクを発生させておきます。