世界フィギュアスケート選手権

せっかくJSPORTSのライブ放送を視聴したので少しだけ感想を書いておきます。
地上波での放送はまだですのでネタバレ部分はたたんでおきます。



  • 第1グループ

セベスチャン選手はどうもジャンプが良くないですね。残念な結果でした。
パブク選手もFSに残れなかったようなのでハンガリーは1枠になってしまうんですね。
トルコのトゥーバ選手は今大会も健闘したのではないでしょうか。しっかりとまとまった
良い演技だったと思います。
ニーランダ選手は15歳とジュニアの選手ですがルッツなしの構成でエッジジャンプの方が
得意の様子。今シーズンのジュニアでは苦労したのではないでしょうか。
エッジジャンプも含めてジャンプの質が上がれば面白そうですね。

  • 第2グループ

ウズベクのアナスタシア選手のFSは初見だったのですが構成が良くない印象でした。
ロシアのジュニア選手の一人マルティノワ選手はジャンプが危うい感じでした。
冒頭も3+3に挑戦したようですがセカンドジャンプの質は良くなかったです。
全体としては頑張っていましたしPBも更新したようですがシニアでは厳しかった
でしょうか。柔軟性はありそうですしイーグルが印象に残る面白い選手でしたが。
もう一人はFSに残れなかったようですしロシアもなかなか大変ですね。
ミラ選手は後半に崩れてしまいコンボでも損をしてしまいました。
地元ということで盛り上がっていましたがもう少し魅せる部分が欲しいです。
ヘーゲル選手はスピード感に欠ける印象。スピンも微妙な出来で残念でした。
ヤン・リュウ選手は五輪と同様にまだまだ淡白な感じでした。
そして最後がコストナー選手。前回のメダリストがこの位置で滑ってはいけないと
思うのですが、解説の樋口さんが仰るとおり難しい年代なのでしょう。
今回も壁にぶつかるくらいスピードはありましたが、やはりミスが多発しました。

  • 第3グループ

恩田選手は細かいミスはありましたが全体的には何とかまとめてきたと思います。
ミスの影響もあるのでしょうがやはりPCSで評価が低いのが厳しいですね。
つなぎの部分はもちろん各要素の質が上がってくるとだいぶ違うのでしょうが。
コルピ選手は立ち上がりは良くなかったですが何とかこなしましたね。
着実に成長しているとは思うので、そこをきちんと見せることができれば。
ゲデバニシビリ選手はやはりFSではまだまだ実力を出し切るための土台がない感じ。
今回は怪我の影響もあるのでしょうがFSでは良くないことが続いているのでシニアで
FSをしっかり演じきるにはまだまだ足りないところが多いのでしょう。
スピンとスパイラルは良いですしジャンプも力はあると思うので来シーズンに期待
しています。
マイヤー選手は全体的に良い雰囲気でしっかり滑れていて良かったです。
エミリー選手は今回もジャンプにミスはありましたが最後まで勢いを保って滑りきり
ました。今シーズンはとても良い経験になったと思います。
ポイキオ選手は同国のコルピ選手とは逆に立ち上がり良かったですが後半がもうひとつ。
コルピ選手の上に入りましたが次はどうなるでしょうか。まだ頑張って欲しいですが。

  • 第4グループ

コーエン選手は序盤から不安定で、ジャンプ以外は良かったですが耐え切れずに転倒も
してしまい今回もサーシャがサーシャであることを証明して銅メダル…。
マイズナー選手は3+3を2回とも成功したようでTESは70に迫りPCSでも60台と凄い点数で
見事に優勝。3+3のセカンドはともかくジャンプは素晴らしかったですが表現力は
まだまだ改善の余地があるように思います。良くなりそうな雰囲気もありますし。
まだまだ若いですし今後もさらに頑張ってこの分野を引っ張ってほしいですね。
村主選手は苦手のサルコウでミスがありましたがスピード感があり現在の状態なりに
しっかりとした良い演技を見せてくれました。もう少し滑り込めていればとは思いますが
1位にはさすがに届かなかったでしょう。それでも3個目のメダルは素晴らしい。
中野選手も今シーズンの成長を感じさせる良い演技でした。高い評価も貰えましたし
来シーズンにつながる演技だったと思います。昨シーズンから見事に立て直しました。
もしかしたら難しい年代を過ぎたということもあるのでしょうかね。