チャンピオンズ・ノックアウトラウンド

ノックアウトラウンドの1回戦セカンドレグの1日目が終了。



朝はこちらを視聴しました。今回はそれほど凄い試合にはなりませんでしたね。
意外な展開でしたがバルサが危なげなく勝ち抜けたと言っても差し支えないでしょう。
リーグ戦での前半のうちにリードを奪った時の戦い方で安全にプレーしていた印象です。
そうなってしまうと残念ながらチェルシーがそこから能動的に打開するのは困難だった
ようです。また、この試合ではワントップ下に3枚並べる形が機能していなかったので
スタメンを間違えたという印象も受けました。やはり現代のトップ下というのは難しい
ポジションですね。もうこの位置で輝ける選手は本当に一握りです。選手交代もあまり
効果的ではなくて3枚目でコールに代わってフートを投入した時は失望すら感じました。
これだけの戦力があってサブに点を取るためのカードが不足しているのは間違っている
と思うのは私の好みの問題ではあるわけですがただただ残念ではありましたね。
バルサとしてはプジョルがいらないカードを貰ったこと*1とメッシーが故障したこと*2
ネガティブな部分ですが、昨シーズンの敗戦から少しずつ学んで直前にもデポル戦で
セットプレーでの教訓を得てしっかり現実的なサッカーができたのは良かったのでは。
あとはロナウジーニョが凄すぎました。あのゴールシーンは昨シーズンのミラン戦や
チェルシー戦のそれのように繰り返し使われるのでしょうね。確かに調子も良かった
ようですが恐ろしい突破力を見せ付けました。南米の選手というのはここぞという時は
絶対に倒れてくれないなと改めて感じました。素晴らしいゴールでした。

意外にもユーベはせいぜいファーストレグよりはマシだったかなという程度の状態で
ヴェルダーが良く頑張っていたのが印象的でした。攻め合いで負ける相手でなければ
結構いけるもんだなと思いながら見ていましたが、その点ではユーベの攻撃陣がやや
不調だったかなとも思わされました。オフサイドの多さはちょっと異常でしたし。
なので前半が終わった時点ではまさかのユーベ敗退を一瞬考えてしまいましたが、
やはりユーベはユーベでした。後半は悪いなりにもしっかり戦い続けて、最後の最後に
良い働きを見せ続けていたヴェルダーGKのヴィーゼのミスをきっちり得点に結びつけて
勝ち抜けるさまはまさにユーベとしか言いようがなかったですね。
独Bild紙の試合採点でヴィーゼの採点が二つに分かれていますが気持ちはわかります。
ヴェルダーは本当に残念でしたがグループリーグでも攻め続けて突破に成功しましたし、
昨年の歴史的な大敗を乗り越えて今年は良いサッカーができたのではないでしょうか。
あのメスタージャでの一件はまだ忘れられませんが今後も頑張ってほしくはあります。

未見ですがビジャレアルが勝ち抜けたようですね。素直に喜ぼうと思います。

*1:次の試合は出場停止

*2:4週間〜6週間の離脱とのこと