FIFAワールドユース2005 モロッコ対日本

このワールドユースのアジア予選・決勝トーナメントから公式戦未勝利のU20ですが、
この試合ではどのようなパフォーマンスだったと言えるでしょうか。
大熊監督が120分勝負などと言っていたのに不安を抱きつつ観戦しました。
以下は結果を含みます。


ロッコ 1-0 日本  (摩) 90+2分 イアジュール

勝てる試合だったと思いますが残念ながら結局は未勝利のままチームは解散となりました。
これまでは何とか1点もぎ取ってきましたが、この試合はゴールが遠かったですね…。
前半はそれなりにプレスもかかり、これまでより積極的なサッカーができていましたが、
後半半ばくらいから少しずつ流れを奪われていってロスタイムに止めを刺されました。
早い時間に先制できていれば違う展開になったでしょうが、言っても仕方ありません。
ポテンシャルを考えると残念ですが、これがこのチームの今の実力ということでしょう。
特に兵藤選手あたりに責任を押し付ける気にもなりません。(監督は少し考えますが)
結局のところチームとして消極的でナイーブで最後まで中途半端だったように思います。
なぜもっと前へ出て守らないのか、良い選手がいるのに中盤での組み立てを放棄するのか、
長身のFWがいるのにサイドで勝負しないのか、前での連動性に欠けているのか…など
といったところはチームの姿勢・戦術が消極的だったからとしか言いようがないです。
相手にペースを握らせておいて勝つような大人のサッカーができる図太さはないはずです。
にもかかわらず積極性に欠けるだけでなく勝負所を逃すような中途半端さでは勝てません。
彼らの実力はこんなものではないはずなのでJリーグでの活躍に期待します。
願わくば次の機会にはもっともっと良いチームに仕上がりますように。
そのためにも大熊監督と協会の強化部門にはしっかりと反省していただきたいです。