FIFAワールドユース2005 日本対オーストラリア

時折キラリと光るものを見せてくれるものの全般的に淡白だったU20のグループ最終戦
オランダが気を抜かないでやってくれればグループリーグ突破は十分可能という状況下で、
日本がなすべきは少しでも勝ち点をとる、得点することだったわけですが、結果はいかに。
以下は結果を含みます。


日本 1-1 オーストラリア  (日) 87分 前田俊介 (豪) 75分 タウンゼント


失点した時は正直に言いましてグループリーグ敗退を覚悟しました。
GKは非常に良くやっていたので敗退の責任を負わせるのは酷だなとまで思っていました。
途中で兵藤を見切って水野を投入したりしましたが本来は先発だろうとも思っていました。
しかししかし今大会初出場の前田が(彼も途中出場…)値千金の同点弾を決め、
総得点の差で2位となり、無条件での決勝トーナメント進出を果たしました。おめでとう。
失点された後も危ないシーンはありましたがよく粘り、また攻めたと思います。
特に同点に追いつく直前の守りではカレンは本当によくブロックしました。
このグループリーグ3試合では1秒たりともリードする場面はありませんでしたが、
完封されたゲームは1試合もなく、必ず1点返せているのはまあ評価してもよいと思います。
ただこの試合はまあまあでしたが決して意識が攻撃的ではないのが不満ですね。
大熊監督のやり方(選手交代を含む)も原因なのでしょうが物足りないので、
決勝トーナメントではもっと中盤からサイドを使って前へと攻めていってほしいです。


次の相手はグループCの2位モロッコです。(スペイン、チリ、ホンジュラスと同組)
スペインが強力ですが、結果的に1強3弱となった日本のグループAと同じ構図にはならず、
スペインには負けたもののチリには1-0で勝って勝ち点6で2位通過を果たしました。
壮行試合の結果を考えると楽観視はできませんが次こそ勝っていただきたいです。