フィギュアスケート四大陸選手権(その2)

とりあえず昨夜のフジの90分番組を視聴したので感想など。




織田選手は肉体的に後を引くようなアクシデントではなかったのが幸い。
世界選手権でのクリーンな演技を期待したいところ。なんとか2枠獲得してほしい。
今回の演技に関してはSPはかなり評価できる出来でしょう。ここの貯金が効きました。
逆にFSは大変なことになっていましたがあれでも意外と点は出るものですね。
途中で棄権してしまうかなとも思わせましたが辛くても続けてよかったですね。
あそこまで演技が途切れてもPCSがサボイより4点少ない程度だったのは大きいです。
PCSを考慮しなくとも最初の3Aが入っていればFSでも楽に1位が取れましたし、
3Aが駄目でも巻き返して後半の3Lzが入ればTESに関しては1位だったでしょう。
まあ採点法としてそれはどうなのかという意見はあるでしょうが。
FSでは周りもミスをしましたがそういう会場ですし次につなげていけると良いですね。
あとは中庭選手や南里選手の演技が一部とはいえ放送があったのは驚きました。
はっきり言って放送に対する期待はかなり低かったので少し得をした気分でした。
それでも満足できる放送内容ではなかったことには変わりないですが。
女子は日本人選手に関してはそれなりにしっかり放送がありましたが他はわずかですし
個人的にはペアやアイスダンスもトップ3くらいはまともに放送してほしいのですが、
それらはCSでの後日の放送で視聴するほかありません。もはや地上波に期待もしませんが。
しかし今回のペアは1位と2位が日本に関わりがある人たちでありながらあっさりした扱い。
井上選手も競技の内容部分で語られることは殆どありませんしやはり残念です。


で女子ですが中野選手はやはりプロトコル通りSP最初のコンボの質が悪かったですね。
SPの要素を外れてしまったわりにGOEが割れていますがここで3点以上失っています。
PCSは自己ベストだったので3Fが現状のままでもコンボの改善だけでPBが狙えました。
そして珍しいミスではないとはいえFSでも3Loをミスしてしまうなど惜しい内容。
それでもFSの点数自体は今回も見事にPBを更新して順調に伸びていってはいますが
SPのミスが響く形で総合のPB更新はならず。今回も160を超えたところに落ち着きました。
全体としてみると今大会の採点はそれほど厳しくない印象でしたのでちょっと残念です。
昨年の恩田選手の点は超えられると見ていましたがそれほど甘くありませんでした。
しかし過去最高位ですので世界選手権にうまくつなげていってほしいですね。
浅田選手はFSの中盤でプログラムに変更が入っていたようですがミスが出ました。
インタビューで繰り返しノーミスを目指すという発言がありましたが叶いませんでした。
SPからコンディションがあまり良くなかったような感じも受けましたし、環境面でも
厳しい試合だったのかもしれませんが、これを糧にシニアでも頑張ってほしいです。
北村選手はFSの最初で予定していたコンボが入らなかったり細かいミスが目立ちました。
あとやはりまだPCSが出ませんね。それでもFSで順位を上げたのは見事でした。