浦和レッズ対FCバルセロナ

今回も基本的にバルサに関してのみ。内容的には前回よりは悪くなかったです。
以下は結果を含みます。


浦和レッズ 0-3 FCバルセロナ
バルセロナ) 11分 シャビ、39分&77分 ラーション


バルサの先発は前回とほぼ同じ。変更はキーパーが2nd GKのジョルケラになったことのみ。
GK ジョルケラ
DF ガブリ(75分 ピトゥ)、オラゲール(45分 ダミア)、エジミウソン、ナバーロ
MF シャビ(82分 ビクトル・ベサーダ)、モッタ、ジオ
FW ジュリー(74分 ハビート)、ラーション(82分 ランサロッテ)、デコ(84分 ペーニャ)
相変わらず交代は遅いですが今回はフィールドプレーヤーを全員使うことが出来ました。

  • 前半

今回は普通の立ち上がりでした。出足に関してはやや負けているかなという感じでしたが、
いつも通り徐々にペースをつかみはじめパスを回せるようになってきました。
そしてフィニッシュがはっきりしていない相手に対して高い位置でうまくパスをつなぎ、
デコ→シャビ→ガブリから最後は再びシャビへ。折り返しをきっちり決めて先制しました。
右サイドでの、バルサらしいボックス近辺でのパスによる崩しからの得点でした。
フィニッシュを意識した攻めでなかなか良かったのではないでしょうか。
その後も前回と違いパス回しが出来るバルサは何度か良い攻めを見せ、前半の終盤には
デコのパスに反応してラインの裏を取ったジュリーからラーションへプレゼントパス。
これをラーションがきっちり決めて復帰後初ゴールを飾りました。
一方の守りは相変わらずエジミウソンが微妙。一応期待していたわけですが…。
ナバーロに関してはこんなものでしょう。ガブリも守備を期待するのは間違っています。

  • 後半

オラゲールが交代した上に、明らかにペースダウンするバルサに不安がよぎりました。
しかし今日も中盤のプレスの効きが悪かったのですが、それなりに抑えます。
オラゲールとの交代で入ったダミアは良いか悪いか微妙なところ。普通くらいでしょうか。
抜いているのか疲れているのかわからないまま、相手をかわし続けながら時間が経過。
いつも通り交代の遅いライカールトカンテラの選手たちを投入しはじめる頃には
大勢は決していた感がありましたが、期待していなかったハビートが良い動きを見せ、
デコのパスをきっちり活かしてラーションにラストパス。きれいなヘッドで追加点。
ラーションのヘディングが見れて良かったです。ハビートは良くがんばりました。
シャフタール・ドネツク戦での動きなどから正直言って期待していませんでしたが、
アシストシーンの抜け出しだけでなく他の場面でも動きが良かったと思います。
B所属でありながら日本ツアー初出場ということで気合が入っていたのでしょうか。
その後は双方ともに精度を欠き試合終了。バルサは1勝1分でツアー終了です。

  • 総評

守備に関してはジョルケラは普通に良かったです。十分に及第点はあげられます。
ですがプレスはまだ緩いですし、ディフェンダーはもっとしっかりしないといけません。
戦力外で移籍濃厚のナバーロはともかくエジミウソンのこの有様はどうなのかと。
中盤もデコが前目だとかマルケスがいないとかありますが、もっとしっかり守らないと。
攻撃はこの試合も3得点でしたのでまあ良いでしょう。フォワードが点を取れていますし。
復帰後初ゴールを決めたラーションはまだ点が取れたようにも思いますが、
この試合も良いポストプレーを見せたりしましたし、このツアーでは出場時間も長く、
大きく貢献しましたので問題ないでしょう。ジュリーも日本はあっているようですね。
とりあえずキャンプまでじっくり休んで、また良いサッカーを見せてほしいものです。